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めげるなテニス 人生の後半になって見えてきたテニス

ねむりぎ
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自分のテニスを振り返ると…

このところリターンを考えています。


自分はどうしてもリターンの時に力んでしまって、ミスが多くなります。

とくに早いサービスだとそのスピードに負けまいと思ってしまうのでしょう。

そのためどうしても体が前のめりになって、ネットが多くなります。

そして、ネットに注意すると今度はアウト。

なんといってもド・フラットですから。


一番直さなければならない欠点は、バランスだと思います。

打つことに気が行って、上半身だけが前に崩れてしまうので、面がちっとも安定しません。


それを直すためには、まず体の力を抜くこと。これはもちろん打撃の瞬間も、です。

腕の先まで緊張で強張っていては、当然コントロールなんてできません。

最も体の力を抜くのは、リターンだけに限らず、全てにおいて大切なことなんですが、どうしても力んでしまうんですよ。

だからスマッシュなんて、空振りが得意です。


力よりもコントロール。

これが大事ですよね。


先日、セレナ・ウィリアムズの試合を見て、本当に痛感しました。

今まで彼女のことを、「ずば抜けたパワーの持ち主」としか見ていませんでしたが、大間違いです。

彼女は「ずば抜けたコントロール力の持ち主のうえ、さらに、スパ抜けたパワーの持ち主」なんですね。

コントロールがいかに大切かということは、わかっているつもりなんですが、コートに立つとどうしてもコントロールは二の次になってしまっている。

何も考える暇もなく、「打つ、速いボールを返す」ということに自然に体が反応する。

学生時代からずーっと、自分の体がそう反応するようにしてきてしまった。

勿論「狙う」こともしてきました。でも、狙う場所は決してピンポイントではなく、「あの辺り」という漠然としたもの。

自分のテニスは「速く返す」ことばかり。


この年になって、自分のしてきたテニスを猛省してます。

そんなテニスを何十年もしてきて、やっと今気が付くなんて…。

情けないし、本当に何をやってきたんだか。

恥ずかしいけれど、それでもまだテニスにしがみついています。




日記 | 投稿者 ねむりぎ 17:03 | コメント(0) | トラックバック(0)
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