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めげるなテニス 人生の後半になって見えてきたテニス

ねむりぎ
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メンテナンス

人生も後半を迎え、当然ながら体力がガクッと落ちてきました。同時に、体の色々なところに大なり小なりのトラブルが発生してきています。

まあ、仕方ないですね。

10代、20代の頃には、「年を取ると体が思うように動かせなくなるから」と人に言われても、全然想像もできませんでしたし、やがて自分もそうなると理屈では分かっていても、遥か先のずーっと先のことであって、100%他人事だったわけです。


あの頃は、やたらと青臭い正論を振りかざしていて、「人はまず心を鍛えなければならない」とか「鍛えられた心は肉体に勝る」みたいなことを思っていました。

うわー、今思うと本当に恥ずかしいですね。穴を掘って入りたいですね。
大体、そんな偉そうなことを言う割には、すぐに挫ける毎日だったくせに。

でも、あの頃の純粋な気持ちを持ち続けることは、今の自分にはとても出来ないので、そういった意味ではその純粋さが心底羨ましいと思いますが。

ま、とにかく、その精神論を(いやそんなご大層なものではないんですが)友人に話したところ、「いや、体が駄目になれば心も駄目になる。その証拠に病気になれば、心が弱くなる。まず鍛えられた肉体がなければいけない」という内容のことを言われました。

その時は「そんなことはない」と受け入れられず、ちょっとした口論になった事を覚えています。

今はそんなこと思っていませんよ。

肉体と心、どちらも欠くべからざるものであって、いわば車の両輪であるということも理解しています。どちらかがトラぶれば、たちまち車は動かなくなりますから。
両輪がスムーズに、共に動くことがなによりも大切なことです。

ところが、年を重ねるごとに、肉体は徐々に衰え、いろいろなところが故障し始める。そうすると、それに伴って心も段々しぼみ始めてしまうんですよね。初めは本人も気づかないけれど、本当に密やかに心も衰えていってしまいます。

気が付いた時には、『自分』という車がどんどん小さくなって、スピードも出せなくなり、ついには動かなくなってしまいます。



自分は『自分』をどこまで動かすことができるでしょう。

日常に起こる様々なことが自分にブレーキをかけてきます。

なんとなく疲れた、だるい、痛みがあるなどの体の不調もそうですし、心のほんのちょっとの不調ですらもブレーキになります。

若さがある時と違い、ささいな小さな躓きが大きく響くことだってあるのですから、自分の心と体をじっくりと見つめて、時には労わってやりたいと思います。

日記 | 投稿者 ねむりぎ 19:56 | コメント(0) | トラックバック(0)
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