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めげるなテニス 人生の後半になって見えてきたテニス

ねむりぎ
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自分がやってきたこと2

昨日も書いたのですが、ここ一年、自分のやってきたテニスがいかに自己中心で自己満足のものだったか、気づかされています。

先週「球出しのボールが打ちにくい」と言われましたが、それ以前にも何度も「ボールが打ちにくい」と言われていました。自分の打っているボールがシュート回転しているので、相手はとても打ちにくいのだそうです。

言われた当初は「シュート回転」の意味がわかりませんでした。簡単に言えば横回転がかかっているということなんですが、自分自身は返球する事に夢中で、そんなことしているつもりは全然ないのです。大体どうやって打てば横回転がかかるのかもわかっていないのです。

おまけにスイングを治す事とボールを返す事に全ての気がいってしまっているので、「横回転」はいつもどこかに飛んで行ってしまっている有様。だからいつまでたっても相手は打ちにくいわけです。これでは、相手が怒るのは当然だと思います。

でも、今まで自分のテニスが相手にとって打ちにくいものだとは全く思ったことがありませんでした。本当にただの一度も!

だって自分がやってきたテニスは、相手に勝つ事が一番大切なことだったからです。

相手に勝つ、ということは、相手が打ちにくいボールを打つことです。勿論自分がミスをしないことが大前提ですが。コースを打ち分けるにしろ何にしろ、とにかく相手が返球しにくいボールを打つ。
自分の周りにもすぐにドロップを打つ人がいます。嫌ですね。何度も使われるとむかつきます。心の中で、汚いテニスやるな、こんな人とはテニスをやりたくない、といつも不愉快に思っていたものです。

けれども、自分のしてくることも同じでした。

全然気づきませんでした。自分はまっとうなテニスをしている「つもり」でした。正々堂々としている「つもり」でした。卑怯なことはしていない「つもり」でした。

それは全部自分が勝手に思い込んで、自分で勝手に満足しているだけ。


本当に恥ずかしいです。情けないです。

相手を落とすことだけを考えて、でも自分は相手のことを考えているなんて勘違いして自己満足に浸っていた自分が。
そして、こんなことにも気づかず、30年以上もテニスをやってきた自分が。

自己嫌悪です。



日記 | 投稿者 ねむりぎ 19:02 | コメント(0) | トラックバック(0)
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